ヤムイモの効能・効果で滋養強壮

更年期障害の症状改善、カルシウムの吸収促進、骨粗鬆症の予防効果、糖尿病予防、健胃作用 等
ヤムイモとは
ヤムイモとは、ヤマノイモやナガイモ、自然薯(じねんじょ)を含むヤマノイモ属の食用種の総称で、アフリカ・熱帯アジアにかけての広い地域で主食として栽培されています。
その種類は600~700種あると言われています。
ヤムイモはフィリピンでは「UBE」の名があるが、日本ではヤムイモという通称以外に、塊茎を切ると鮮やかな赤紫を呈するところからパープル・ヤム、さらに機能性食品として乾燥後に微粉末にしてパープル・ワイルド・ヤムと名付けられています。
スポンサードサーチヤムイモの成分
ディオスゲニン
皮脂細胞増殖を活性化させる作用を持つ成分。また、ホルモンバランスに関係する物質、DHEAを体内に増やす働きがあるそうです。
アラントイン
皮膚を癒す細胞修復作用があると言われる成分で、クリームやローションに使用されることがあります。
サポニン
コレステロールを除去したり、体内で血栓をつくり動脈硬化の原因となる過酸化脂質の生成を抑制する効果があり、肥満の防止に役立ちます。
ディオスコリン
インフルエンザを予防する効果があるそうです。
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スポンサードサーチヤムイモの効能・効果
ヤムイモに含まれる総ポリフェノール含有量は9.31%にもなります。
その代表的なポリフェノールはアントシアニンで、これは眼の眼精疲労や近視予防効果で広く知られた成分ですが、体内で活性酸素の生成を抑制することを通じて、発ガン、動脈硬化、心疾患、炎症性疾患を予防し、老化防止にブレーキをかけて、脳細胞にも体細胞にも、本来の生き生きとした活性をもたらす働きをすることが、最近の研究によって明らかにされてきています。
ヤムイモが持つ滋養強壮効果は、サポニンの働きに加えてネバネバ成分であるムチンがタンパク質の効率的な代謝を促すことによると考えられていますが、このパープル・ヤムにも、サポニンのようにステロイド骨格を持ついくつかの物質が発見されており、その一つがディオスゲニンです。
ディオスゲニンはDHEA(デヒドエピアンドロステロン:副腎で作られるホルモンで若さを保つホルモンとして知られています)の前躯体と考えられている物質で、女性ホルモンの失調によって起こる月経前症候群、子宮内膜症、過敏性乳房、不定愁訴、骨粗鬆症、更年期障害、乳がんなどを防ぐことに寄与するとされる物質です。
ディオスゲニンのこのような働きについては、卵巣を摘出したマウスにジオスゲニンを投与することによって、乳房上皮の発達が確認されたという実験も報告されています。
ヤムイモご利用上の注意点
- ヤムイモに特別な副作用があるとの報告はありません。但し、大量摂取は控えるようにしましょう。