タウリンの効果・効能で疲労回復

糖尿病の改善・予防、不整脈の改善、脳卒中を予防、気管支喘息を改善、食塩による高血圧の改善・予防、肝臓の解毒作用の強化、アルコール障害を改善 他
タウリンとは
タウリンは、私たちの体にとって大変重要な働きをするアミノ酸です。これはホメオスタシス作用という身体の恒常性維持に大切な作用があるからです。
アミノ酸同士が結合するとタンパク質になることが知られています。タウリンもアミノ酸ですが、他のアミノ酸とは結合しないで、体内では遊離した状態で存在しています。
タウリンは体のあらゆる臓器に存在しており、脳、心臓、肝臓、骨格筋、網膜に多く含まれます。
タウリンは「ホメオスタシス作用」を持っています。この作用のおかげで、人の体内の機能が働き過ぎるとこれを抑制したり、逆に機能が足りない時には改善させたりするなど、人の生理作用が常に一定の状態を保つようにバランスを取ってくれるのです。
タウリンの歴史は意外と古く、祖母存在が発見されたのは200年程前でした。その後、タウリンの薬効が研究されるようになって数十年しかたっていません。
しかし、タウリンが発見される以前からその効果は経験という土台の上に人々に知られ、用いられてきました。中国最古の薬学書である「神農本草経」の中に記述のある生薬の「牛黄(ゴオウ)」の成分にもタウリンが含まれているそうです。昔からタウリンが人々の身近な存在であったことがうかがえます。
タウリンが多く含まれる食品
体内に存在するタウリンは、
- 食べ物からの摂取で得られるもの
- 体内で合成されるもの
の二種類があります。
タウリンは人体にとってとても重要な成分ですが、体内での合成能力は充分とはいえません。そのため不足する分を食品から摂取することはとても重要となります。
タウリンは、動物、鳥、魚から昆虫に至るまで、生物に広く含まれている成分です。
海藻類にも豊富に含まれていますが、地上の植物だけはタウリンが含まれていません。
タウリンが多い食材の代表といえば、魚介類が挙げられます。
- カニ
- イカ
- タコ
- エビ
- カキ
- サザエ
- ハマグリ
- シジミ
- アジ
- サバ
- ブリ
- カツオ
などにに多く含まれています。
タウリンは水によく溶けるため、お吸い物や煮魚などの料理の際には、煮汁を一緒に食べることがタウリン摂取には大切です。
スポンサードサーチタウリンの効能・効果
高血圧に有効
タウリンは高血圧の改善効果があり、心臓から出て行く血液の量を増やしたり、うっ血性心不全を防ぐ働きがあり、心不全の治療として用いられる成分です。交感神経を抑制するタウリンは、塩分の摂り過ぎによる高血圧の改善にはとくに有効です。
肝機能を安定させる
タウリンには胆汁の分泌を促したり、肝細胞の再生を促進したりして肝機能を活性化する働きがありますので二日酔いによいといわれます。
疲労回復効果
タウリンは栄養ドリンクに使われていることから、疲労回復効果があると考えられています。
※上記の効果は科学的根拠に基づき証明されたものではないため疑わしいとする説もあります。
スポンサードサーチタウリンの摂取量の目安
タウリンの摂取量は、1日あたり500mg前後とされています。この量は、タウリンを豊富に含む食材を食べ続けない限り摂取不可能な量で、食物からというのは少々非現実的です。ただし、この500mgに足りないからといって、すぐに体調に影響するというものでもありませんのであまり気にしすぎない方が良いでしょう。
タウリンを摂るには
タウリンは体内で合成されるといっても、その量は上記の目安量にはとても及びません。足りない分は食物でというのも非現実的なようです。
そうなると、タウリンはサプリメントで摂るというのが、費用はかかりますが手軽で確実といえます。
また、いつ飲むのが良いかですが
一概には言えないようですので、サプリメントの表示に従うようにするのが良いと思われます。
スポンサードサーチタウリンご利用上の注意点
- 常識の範囲内でのタウリン摂取による副作用はないようです。だからといって、むやみに大量摂取はすべきではありません。タウリンの過剰摂取で下痢や吐き気を催すことがあるからです。