オリーブオイルの成分や効能・効果は?

オリーブオイルの成分や効能・効果は?
◎オリーブオイルに期待される効果◎
コレステロールの減少、血圧の低下、血管の拡張 他
スポンサードサーチ

オリーブオイルとは

オリーブオイルの歴史はあまりにも古く、誰が最初に果実を口にしたのか…誰が塩や苛性ソーダに漬けて保存することを思いついたのか…そして誰がオリーブの実をつぶしてオリーブオイルをつくったのか…残念ながらわかっていません。オリーブオイルとは、オリーブの実をそのまま圧搾し、遠心分離器などを使って油分だけを取り出したもの。日本で食用とされているのは、 そのほとんどがスペインやイタリアから輸入されています。国内のオリーブオイルの産地は、香川県の小豆島、岡山県の牛窓町などです。
オリーブ油には、私たちの健康に好影響を与える成分「脂肪酸(オレイン酸、リノール酸、リノレン酸など)および有効微量成分(トコフェロール類/ビタミンE、ポリフェノール類など)」が豊富に入っています。

オリーブオイルの種類

  • エキストラバージン・オリーブオイル
    バージン・オリーブオイルとは、オリーブ樹(Olea europaea L.)の果実から機械的または物理的な手段のみにより、オイルを変性させない条件下(特に温度条件)で得られたオイルであり、洗浄、デカンテーション、遠心分離、濾過以外の処理を経ていないものを指す。
    出典元:オリーブオイルについて | 一般社団法人日本オリーブ協会
  • 精製オリーブオイル
    精製オリーブオイルは、バージン・オリーブオイルから、当初のグリセリド構造の変化につながらない精製法によって得られたオイル。 遊離酸度がオレイン酸換算で100グラム中0.3グラム以下で、その他の特性が、IOC規格における当該カテゴリーに定められている特性と一致するオイル。 このカテゴリーのオイルは、小売りが行われる国において、法的な許可がある場合にのみ、消費者に販売される。
    出典元:オリーブオイルについて | 一般社団法人日本オリーブ協会
  • オリーブポマースオイル
    オリーブポマースオイルは、オリーブポマースを溶剤もしくは他の物理的方法で処理して得られたオイルであり、再エステル化プロセスで得られたオイルや別の種類のオイルと混合されたオイルを除く。
    出典元:オリーブオイルについて | 一般社団法人日本オリーブ協会

オリーブオイルの成分

オリーブオイルには、「脂肪酸(オレイン酸、リノール酸、リノレン酸など)および有効微量成分(トコフェロール類/ビタミンE、ポリフェノール類など)」が豊富に入っています。私たちの健康に好影響を与える成分ばかりです。

  • オレイン酸
    オリーブ油は、血液の流動性を高め、血中コレステロール値
    (※)を下げる働きを持つオレイン酸(一価不飽和脂肪酸)を豊富に含みます。(含有脂肪酸の約70%)※「善玉コレステロール値」を増加させ、「悪玉コレステロール値」を下げます。 (動脈硬化等の血管症・心臓病の予防に効果。)
  • リノール酸・リノレン酸
    オリーブ油には、人体内で合成することができない脂肪酸である、多価不飽和脂肪酸(リノール酸・リノレン酸など「必須脂肪酸」と呼ばれています)を適度な量含み、理想的な食用油と言えます。(注)この脂肪酸は「悪玉コレステロール値」とともに「善玉コレステロール値」も下げるので、一定量を超えて摂取することに問題があるとされています。特に、中高年齢層では多く取りすぎないことが重要です。(オリーブ油の必須脂肪酸含有率が、人の母乳のそれと酷似しているのは、大変興味深い事実でしょう。)
  • パルミチン酸・ステアリン酸
    飽和脂肪酸(パルミチン酸・ステアリン酸)は、その摂取量が増えれば血中コレステロールのうち「悪玉コレステロール値」を上げてしまいます。オリーブ油は、飽和脂肪酸の含有率が僅少で、この点でも望ましい食用油と言えます。
  • トコフェロール類(ビタミンE
    オリーブオイルには、アルファトコフェロールが多く含まれています。トコフェロールは抗酸化物質として働くほか、紫外線による上皮のダメージの防御、皮膚のシワ形成等を抑制する効果があります
  • ポリフェノール類
    オリーブオイルには、様々なポリフェノール類が含まれており、オイル自体が酸化するのを防いでいます。ポリフェノールは、オイルに含まれる他の抗酸化物質(トコフェロール、βカロチン、葉緑素など)と共に体内で抗酸化物質として働き、活性酸素等の活動を抑え、動脈硬化を予防し、老化等の原因となるからだの「老化サビ」の生成を防ぐ効果があります。
  • その他の有効成分
    エキストラバージン・オリーブオイルには、その他にスクアレン、βシトステロール、ビタミンD、ビタミンK等の有効成分も含んでいます。
スポンサードサーチ

オリーブオイルの効能・効果

オリーブオイルに含まれるオレイン酸には、悪玉コレステロールを下げる作用がある。その結果として、心臓病の罹患率を抑える働きがあります。こってりした料理を沢山食べるフランス人やイタリア人などの心臓病罹患率が意外と低いのはオリーブオイルや赤ワインの摂取に秘密があると言われています。また、オレイン酸は加熱しても酸化しないため、 加熱調理に向いている植物性油脂と言えます。
コレステロールの減少、血圧の低下、血管の拡張などの効果があるとされている。ちょっと変わった効能として、オリーブオイルを頭の地肌にすり込むと抜け毛などに効果があるとも言われています。

美容効果

美容に効果のある成分を多く含んでいるオリーブオイルですが、その効果的な成分として

  • ビタミンA:乾燥肌の予防・改善に有効
  • ビタミンE:抗酸化作用によるアンチエイジング
  • 植物性スクワラン:肌に潤いを与える作用のある成分
  • オレイン酸:肌トラブルのの解消に有効

これら成分が疲れた肌を修正し、年齢肌を若がえさせたりする効果が期待できます。

生活習慣病の予防

オリーブオイルに含まれるオレイン酸が血液中のコレステロールを下げる効果があり、動脈硬化や心筋梗塞の予防など、生活習慣病の予防効果が期待できます。

老化防止

ビタミンEやポリフェノールの高い抗酸化作用が細胞や血管の老化を防ぎ若々しさを保つ作用があるため、アンチエイジングに効果的です。

お通じの改善

オリーブオイルに含まれるオレイン酸はお通じの改善に効果があります。便秘で悩んでいる多くの女性にはウレシイ効果ですね。
オリーブオイルは小腸内の滑りを良くし溜まってしまった便の排泄を促す作用があり、便秘改善に効果があるのです。

ダイエットにも効果的

油がダイエットに効果があるなんて…などと思うなかれ、オリーブオイルには肥満の大敵である中性脂肪やコレステロールを抑制してくれるのでダイエット効果も期待できます。

また食事前にオリーブオイルを大さじ1~2杯飲むことで満腹中枢を刺激することができ、満腹感が得られることで食欲を抑制することができます。

ただし、オリーブオイルはサラダ油と同じくらいのカロリー(大さじ1杯で約110キロカロリー)があるため取りすぎは禁物です。注意しましょう。

スポンサードサーチ

オリーブオイルの保保存方法

オリーブオイルの鮮度を保ちながら保存するためには、直射日光を避けて冷暗所で保存するようにします。では冷蔵庫で良いのでは?とお考えの方もおられると思いますが、必要以上の低温(大体5℃以下)になると白い沈殿物ができてしまいます。

良好な保存状態であれば1〜2年は問題なく使用できるようですが、色や香りが徐々に落ちてしまうのは避けられないので開封後は早めに消費してしまうのが良さそうです。

使用状況を考えながら、ほどほどの量をこまめに購入したほうがいつでも新鮮なオリーブオイルを利用できますね。

スポンサードサーチ

オリーブオイルご利用上の注意点

  • オリーブオイルは食品として摂取する場合はおそらく安全と思われますが、それ以上の量を摂取した場合の安全性については、充分なデータがそろっていません。
  • オリーブオイルは妊娠中、授乳中は食品として摂る以上の量は摂取しない方がよいでしょう。
  • オリーブオイル経口摂取で胆石患者における胆管疝痛が報告されています。
  • オリーブオイルによる膀胱結石が報告されています。
  • オリーブオイル外用の副作用は、アレルギー反応があげられるが、まれである。接触性皮膚炎と遅延型過敏症が報告されている。また、眼には用いないこと。
※当サイトに記載したサプリメントの成分・植物などの効果・効能などは一般的な事項で、特定の商品の効果・効能を表すものではありません。

スポンサーリンク