共役リノール酸の効能・効果・副作用
ガン予防、血流改善、高血圧対策、抗アレルギー作用、筋肉増強、動脈硬化予防 他
共役リノール酸とは
共役リノール酸は天然に存在する脂肪酸で、牛肉や乳脂肪や羊肉などの食品中に広く含まれています。また、牧草で飼育される牛の腸のなかで、腸内細菌の働きで共役リノール酸が生成されることも判っています。
共役リノール酸は、体脂肪を効率良く安全に減らし、体重コントロールできるとアメリカのボディビルダーをはじめ、ジム利用者などの間で大人気のサプリメント成分です。
ところで、リノール酸なら聞いたことがあるけど…共役リノール酸とは違うの?と思われた方もいると思います。リノール酸は植物性の油に多く含まれている多価不飽和脂肪酸で必須脂肪酸のひとつ。これに対して、共役リノール酸はリノール酸から生じるものですが、リノール酸とは構造が違うため、異性化リノール酸ともよばれています。肉や卵など一般の食品の中に含まれていますがその量はごく微量です。
共役リノール酸は、食品中に含まれている量が少ないため、サプリメントを活用するのが効果的です。
共役リノール酸の効能・効果
共役リノール酸は、脂肪細胞中の脂肪分解酵素であるリパーゼの働きを活性化するとともに、脂肪を熱に変える「UCP」というたんぱく質を増やします。また共役リノール酸は、脂肪分が脂肪細胞に取り込まれるのを防ぐ作用も持つので、内臓脂肪が気になる人に効きやすいという特徴があります。さらに、 CLA(共役リノール酸)は血液中のコレステロールや中性脂肪を減らしたり、アレルギー反応を抑える効果があることも分かっています。また、CLA(共役リノール酸)には抗酸化作用もあるため、動脈硬化の原因となる酸化LDL(悪玉コレステロール)が血管壁に沈殿するのを防止する効果も期待できます。
共役リノール酸は、以下のような方にお勧めのサプリメント成分でしょう。
- 肥満の予防をしたい方
- ダイエット中の方
- コレステロールが気になる方
- アレルギー体質を抑えたい方
- 生活習慣病を予防したい方
- 冷え性の方
共役リノール酸ご利用上の注意点(副作用)
- 脂肪の吸収を抑制する「キトサン」とは、一緒に摂らないように注意しましょう。(共役リノール酸(CLA)は、油です。)
- 共役リノール酸を過剰に与えた結果、体脂肪が極端に減少し、体に必要な脂肪まで減ってしまった結果、脂肪肝や糖尿病を発症したと伝えるデータもあるようですので、適量を超えた大量摂取は避けたほうがよいと思われます。