キシリトールの効能・効果で虫歯予防

虫歯の予防、血糖値の上昇抑制効果 他
キシリトールとは
キシリトールとはプラムやベリー類・白樺・カリフラワーなどに含まれている天然素材の甘味料(糖アルコール)で、人の体の中でも作られている成分です。
工業的には樺の木やその他の樫木のキシラン・ヘミセルロースを原料として作られます。キシリトールはすべての糖アルコールの中で最も甘く、砂糖と同等の甘味度です。
キシリトールは溶解時に吸熱反応を起こすので、口の中でたいへん爽やかな冷涼感が得られます。この清涼感はミントフレーバーと併用した場合特に顕著にその効果が現れます。また、キシリトールはインシュリンに関係なく代謝されるので糖尿病患者でも安心して摂取できる甘味料です。
キシリトールはアメリカ、カナダ、EC諸国など世界38カ国以上の国々で食品、医療品用途で認可されており、FAO/WHO合同食品規格委員会より『一日の許容摂取量(ADI)を特定せず』という最も安全性の高いカテゴリーとして評価されています。
スポンサードサーチキシリトールの効能・効果
虫歯の原因にならない
虫歯の原因菌であるミュータンス菌は砂糖を栄養として増殖します。ミュータンス菌はキシリトールが砂糖と同じ甘さであるためエサと勘違いして食べてしまうのですが、食べても栄養にはならないので生きていくことができず死んでしまいます。
キシリトールを日常的に摂ることでミュータンス菌の数を減らすことができます。
キシリトールは歯垢とその中のミュータンス菌を減少させることが実証されています。このような効果が実証されている甘味料はキシリトールだけです。
むし歯の発生や進行を抑制する
キシリトールは唾液の分泌を刺激し、それによって口腔内のカルシウムレベルが増大
し健康な歯の脱灰防止と再石灰化効果を促進することで、虫歯の発生を防止する効果があることが実証されています。
非う蝕性の甘味料も継続的に摂取し続けると、口腔内の細菌が順応して砂糖と同様に発酵され、酸を生成することが知られていますが、キリシトールだけは他の甘味料と異なり、10年以上継続的に摂取しても全く口腔内細菌は順応しないことが、数多くの研究で実証されています。
虫歯は多くの要因により起こる病気ですが、大きく分けると体の健康状態、ロ腔内の糖質食品の残存量や時間、ロ腔内細菌、特に虫歯発生細菌が組み合わされた時発生する疾病ですが、キシリトールは虫歯予防という面で優れた効果を発揮する成分です。
キシリトールの摂取法
キシリトールを摂取する方法でまず思い浮かぶのは、キシリトールガムでしょう。これならどこでも手に入れることができますし、価格も利用法もお手軽です。
キシリトールガムは、食後もしくはハミガキ前に利用するとより効果が期待できるそうです。
あと、歯科医院でもキシリとオールの含有量の多い虫歯予防の効果を高めたキシリトールガムを扱っている場合がありますので、機会があれば問い合わせてみるのも良いでしょう。ただし価格は少々高めなのが難点です。
スポンサードサーチキシリトールご利用上の注意点(副作用)
- キシリトールを過剰摂取することによりまれに下痢を起こす場合があるようです。