ケルセチンの効能・効果で花粉症が軽減

脂肪吸収抑制作用、花粉症の炎症を抑える、抗酸化作用、ぜん息を抑える、抗アレルギー作用 等
ケルセチンとは
ケルセチンとは、別名ビタミンPと呼ばれ、フラボノイドの中でもフラボノールに分類されるポリフェノール化合物の一種をいいます。
フラボノイドは、緑茶のカテキンや大豆のイソフラボンをはじめ、四千種類以上もあるといわれ、ケルセチンは、柑橘類やリンゴ、緑茶、タマネギ、ホウレン草、ケール、パセリなどの野菜や果物など植物性の食品に広く含まれます。
その中でも玉ネギには多く、皮の部分により多く含まれています。日本人は玉ネギから多くのケルセチンをとっています。また、リンゴは実よりも皮に存在し、皮ごと食べる習慣があるヨーロッパでは、玉ネギと並ぶよい供給源になっています。
ケルセチンは、ビタミンCの吸収を助ける役割もあります。
ケルセチンの効能・効果
ケルセチンは、脂肪吸収を抑制したり、強い抗酸化作用、抗ガン作用も持っています。他にも、花粉症の炎症を抑える効果やアレルギーを抑制する作用があります。
通常食品の中では糖質と結合した配糖体として存在することが多く、ケルセチン配 糖体としてはビタミンPの仲間「ルチン」が知られていますが、「ルチン」は水を加えるとケルセチンに変化します。
血流改善効果
ケルセチンは強い抗酸化力を持つので、活性酸素によるダメージを防ぎ赤血球の働きを活発にさせる効果によって血流を改善します。
動脈硬化予防効果
ケルセチンが有する抗酸化作用が、動脈への悪玉コレステロールの蓄積を防ぐことにより動脈硬化を予防する効果があります。
関節痛を緩和する効果
ケルセチンは抗炎症作用を持ちます。この作用が関節の痛みを和らげてくれるのです。また、ケルセチンとともに軟骨を作るのに必要な成分であるグルコサミンやコンドロイチンを一緒に摂取することで、関節痛の症状を改善する効果があります。
ダイエット効果
ケルセチンは、脂肪の吸収を抑制する効果があり、肝臓に含まれている脂肪の燃焼・排出を促進したり、消化管で脂肪と結合し脂肪の吸収を抑制します。
アレルギー症状緩和効果
ケルセチンには強力な抗炎症作用がアレルギー作用を抑制し、さらに抗ヒスタミン作用も持っているので、アレルギー疾患である皮膚炎、じんましん、花粉症、鼻水などの症状を軽減してくれます。
抗ガン作用
ケルセチンのもつ強力な抗酸化作用が体内の活性酸素を減少させる作用があり、ガン発症のリスクを低減させることが期待できるとされています。
スポンサードサーチケルセチンを多く含む食品
ケルセチンは
・リンゴ
・玉ねぎ
・緑茶
・そば
・ケールやほうれん草などの緑色の濃い葉野菜
・ブロッコリー、キャベツなどアブラナ科の野菜
・柑橘類
・豆類
・セージ、セントジョーンズワート、イチョウなどのハーブ
などに豊富に含まれています。
玉ねぎの皮で作るお茶
ケルセチンをたっぷりと含む玉ねぎの皮ですが、普通は捨ててしまいますよね。でも、その不要な皮を使ってケルセチンを摂るためのお茶を作れるとしたら、もったいなくて捨てられなくなってしまいますよ。
材料
玉ねぎの皮(茶色い部分) 2個分
作り方
- 鍋にお水を適当な量入れます。
- 玉ねぎの皮を鍋に入れます。
- 火にかけて煮出します。。
- お水が茶色になったら出来上がり。
ケルセチンご利用上の注意点
- ケルセチンの副作用としては、経口摂取で頭痛、手足のしびれが、静注で紅潮、発汗、呼吸困難、吐き気、嘔吐が知られています。摂取量は、経口摂取で500mg×2回/日を1ヶ月までならば、安全とされています。
- 妊娠中、授乳中の方は使用を避けたほうがよいようです。