カルシウムの効能・効果

カルシウムjの効能・効果
◎カルシウムに期待される効果◎
骨や歯の形成、血中カルシウム濃度の調節、興奮や緊張を緩和する、筋肉の収縮、血液の凝固 他
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カルシウムとは

カルシウムは、人が生きていく上で欠かせない栄養素の一つで、体内では99%が歯と骨に存在し、人間の骨格を形成しています。残りの1%は血液や 細胞内に存在し、心臓の機能調整や筋肉の収縮や弛緩などの、大変重要な働きをしています。
カルシウム(mg)成人1日あたりの目標量は、男性:600~700mg 女性:600mg程度だとされています。
カルシウムは骨をつくるだけでなく、血液中や脳、心臓などにも存在しています。一方で、毎日なにも食べなくても、カルシウムの量は1日300~600mg くらいは尿や便となって体外へ出てしまいます。それなのにも関わらず、血液中のカルシウム濃度9~10mg/dlに保たれるようになっているので、足りないカルシウムは骨から、血液中に戻されます。そのため、カルシウムが慢性的に不足すると骨の主成分であるカルシウムが流出し続け、減少してしまうので、骨がすかすかの軽石のような状態(骨粗しょう症)になってしまいます。

カルシウムは、その他にも細胞膜の透過性調節、血統の運動神経、筋肉の興奮、白血球の活動、細胞分製一、電気的な興奮、ホルモン分泌、情報伝達など数え切れないほど多くの作用に関与していますので、体内カルシウムの分布率のバランス(これをカルシウムバランスという)が崩れてしまうと、さまざまな慢性的な生活習慣病が発生します。

このバランス維持のために他のミネラルが相互作用し、エネルギーやいくつかのホルモンを動員することになります。

カルシウム不足になると筋肉がけいれんしたり、イライラしやすくなりますが、それは、大脳皮質の「神経伝達物質放出のスイッチを入れる」という役割に混乱がおき、情報伝達に支障が起こるからです。この状態が長く続くと記憶力の低下などを招くことになります。

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カルシウムを、サプリメントで摂るときの注意点

具体的にサプリメントで摂取するときの注意点をご説明していきたいと思います。

  • カルシウムは、できるだけ単体の摂取は避けて下さい。
  • 最低限マグネシウムを同時に摂取できるものを選びましょう。

マグネシウムは、カルシウムとバランスをとって筋肉の収縮を調整しているのですが、一方だけを取りすぎると調整が上手くいかずに、最悪の場合、狭心症や心筋梗塞などのリスクを高めることがありますので注意して下さい。

他にも亜鉛と同時に摂取することで、骨の再石灰化を促進して効率よく骨を作ってくれます。

吸収率の高いサプリメントを選びましょう。

カルシウムは、非常に吸収率の悪いミネラルです。これは、サプリメントで摂った場合も同様で、大部分のカルシウムが吸収されずに排出されてしまいます。しかし近年では、カルシウムの吸収率を高める画期的な手法が確立され、サプリメントにも利用されています。それがキレート加工と呼ばれるものです。
キレート加工とは、カルシウムなどのミネラルをアミノ酸でコーティングする手法です。キレート加工されたミネラルは、吸収率が格段に上がり、体内にうまく取り込むことができます。
しかしながらキレート加工したサプリメントは、その製造コストや特許の問題もあり、日本ではなかなか入手できないのが残念なところです。

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カルシウムの効能・効果

一般的には骨や歯の形成や維持に欠かせない栄養素として認知されていますが、他にも様々な効能がありますので、代表的なカルシウムの効能を以下に示します。

  • カルシウムは骨粗鬆症を予防します。日頃から十分にカルシウムを摂取して、最大骨量を多くしましょう。
  • 高血圧を予防します。体内のカルシウムが不足すると、血液中のカルシウム濃度をあげようとして、副甲状腺ホルモンなどが働きだし、 3. 心臓や血管の収縮を助長することで血圧の上昇に関与します。
  • 天然の精神安定剤です。神経の伝達機能及び興奮の抑制などの役割を担っています。
  • 妊婦さんにもカルシウムは必要です。赤ちゃんにもカルシウムを供給するため、より多めに摂取する必要があります。
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カルシウムご利用上の注意点

  • カルシウム副作用としては、過剰症と欠乏症があります。過剰に摂取した場合、高カルシウム血症、便秘等のリスクが、また欠乏の場合、くる病、骨軟化症、骨粗しょう症、神経過敏 等のリスクが高まる可能性があります。適正な摂取量(上限2300mg/日)に収まるようにコントロールすることが必要でしょう。
※当サイトに記載したサプリメントの成分・植物などの効果・効能などは一般的な事項で、特定の商品の効果・効能を表すものではありません。

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