イソロイシンの効能・効果 多く含む食品は?

イソロイシンとは
イソロイシンは、体内では合成することのできない必須アミノ酸の一つです。
イソロイシンとバリン、ロイシンの3つの必須アミノ酸を総称してBCAA(分岐鎖アミノ酸)と呼ばれています。
イソロイシンは、からだの成長を促進したり神経の働きを良くしたりする効果のほか、血管の拡張、肝臓機能強化、筋肉強化など幅広く活躍するアミノ酸です。
イソロイシンは、小牛の肉や鶏肉、鮭、牛乳などに多く含まれていますので、なるべくいろいろな食品からイソロイシンを摂取することで、分岐鎖アミノ酸類がバランスよくとれます。
市販の分岐鎖アミノ酸類飲料などには、イソロイシンをはじめいろいろな分岐鎖アミノ酸がバランスよく配合されているものがありますので、それらから摂取するのもおすすめです。
イソロイシンの効能・効果
イソロイシンは、運動に必要なエネルギーとなるグリコーゲンの生成と貯蔵を促進する作用があることから、スタミナの維持や疲労回復に効果があります。さらに、身体の成長に必要な甲状腺ホルモンを促進させる役割もしてくれます。
また、イソロイシンは正常な神経機能の維持にも効果があり、脳から末端組織への指令をスムーズにしてくれる、集中力を高めるといった働きもしてくれます。
※甲状腺ホルモンは甲状腺から分泌され、全身の代謝に深く関わっているホルモンです。
このホルモンが活発に分泌されることで代謝も活発になり身体の成長につながっていきます。
イソロイシンの効果・効能を列挙すると
- 成長を促進する
- 神経機能を補助する
- 血管を拡張させ、血液の通りをよくする
- 肝機能を向上させる
- 筋肉を強化する
などの効果があるアミノ酸です。
スポンサードサーチイソロイシンを多く含む食品
イソロイシンは様々な食品に含まれている成分ですが、その中でも乳製品に特に多く含まれています。その他、鶏肉、豚肉、牛肉など肉類、鮭や鯵などの魚介類などに多く含まれます。
イソロイシン : 含有量Top 10
順位 | 食品名 | 成分量 100gあたりmg |
---|---|---|
1 | 乳類/(その他)/カゼイン | 4900 |
2 | 卵類/鶏卵/卵白/乾燥卵白 | 4400 |
3 | 豆類/だいず/[その他]/大豆たんぱく/分離大豆たんぱく/塩分無調整タイプ | 3900 |
4 | 魚介類/にしん/かずのこ/乾 | 3800 |
5 | 魚介類/<魚類>/とびうお/煮干し | 3600 |
6 | 魚介類/(かつお類)/加工品/かつお節 | 3500 |
7 | 魚介類/(かつお類)/加工品/削り節 | 3400 |
8 | 魚介類/(さば類)/ごまさば/さば節 | 3300 |
9 | 魚介類/(いわし類)/たたみいわし | 3100 |
9 | 魚介類/<魚類>/とびうお/焼き干し | 3100 |
※文部科学省 食品成分データベースより抜粋
スポンサードサーチイソロイシンご利用上の注意
バリン、ロイシンより多く摂りすぎるとかえって体重の減少を招きます。各成分をバランス良く摂取するようにこ心がけましょう。