イブニングプリムローズ(月見草)の効能・効果

イブニングプリムローズ(月見草)とは
イブニングプリムローズとは、その名の通り、夜に花を咲かせる北アメリカ原産のアカバナ科のハーブです。別名は、メマツヨイグサ、マツヨイグサ、月見草など色々な名前で呼ばれています。
イブニングプリムローズは、ヨーロッパには17世紀はじめに持ち込まれ、現在では地中海沿岸に広く自生しています。
夏の夕方に一日限りの淡い黄色の花をゆっくりと咲かせ、その後すぐにしぼんでしまうことから、この名前がつきました。花がしぼんだ後、種子の形成がはじまると同時に、茎の先端方向に次の花を次々に咲かせます。川底・海辺・乾燥地帯など厳しい環境でも繁殖する、非常に生命力の強いハーブです。
イブニングプリムローズには、不飽和脂肪酸であるガンマリノレン酸が多く含まれていて、月経前症候群・ダイエット・動脈硬化の予防・アンチエイジングなどに効果があるとされています。
月見草オイルがよく知られていますが、美容液として単独で使われたり、サプリメントの原料にもなっています。イブニングプリムローズを使用した様々なサプリメントが販売されていて、サプリメント先進国のアメリカでも人気のある成分です。
イブニングプリムローズ(月見草)はこんな方にオススメです。
- 外食が多く食事に偏りがある方
- 女性特有の辛いお悩みをお持ちの方
- アゴラインのニキビが気になる方
- 節々のトラブルをお持ちの方
- アレルギーやアトピーでお悩みの方
- お酒をついつい飲みすぎてしまう方
- 生活習慣病が気になる方
- 美肌をしっかり維持したい方
イブニングプリムローズ(月見草)の効能・効果
イブニングプリムローズに豊富に含まれるガンマリノレン酸はプロスタグランジンと似た働きをし、アレルギー抑制、また女性ホルモンの分泌を調整します。 内服の効果も高く、コレステロール値と血圧を下げ、皮膚トラブルや月経前の緊張などにも効果があると言われています。
また、外用としても効果があり、収れん、柔軟作用を示します。
さらに、イブニングプリムローズオイルはトラブル肌に効果があり、葉と茎部分の浸出液をクリームなどに加えると、肌をやわらかくしてくれます。引き締め効果のあるフェイシャルスチームにも使われています。
女性ホルモンの分泌バランスを調整する
イブニングプリムローズオイル(月見草オイル)に含まれる必須脂肪酸であるγリノレン酸が、女性ホルモンのバランスを調整する作用があるとされています。女性ホルモンのバランスが調整されることで、月経前症候群(PMS)や月経痛、更年期障害の症状緩和などにつながります。
エモリエント効果
イブニングプリムローズオイル(月見草オイル)にはリノール酸が豊富に含まれているため、化粧などで、皮膚に潤いと柔軟性、栄養分を保たせる効果であるエモリエント効果に優れています。
アトピー性皮膚炎による症状の軽減
イブニングプリムローズオイルに含まれるγリノレン酸は、アトピー性皮膚炎によって引き起こされるかゆみなどの症状の緩和に効果があることが海外の試験で明らかになっています。
ダイエットにも効果が
イブニングプリムローズオイル(月見草油)に含まれているγリノレン酸は、血中に溜め込まれる中性脂肪を減らし、善玉コレステロールを多くする作用をもたらしてくれます。また、落ちにくいセルライトをなくすことにも有用性を発揮してくれるのではないかと考えられています。
※セルライトとはお尻や太ももなどに起こりやすく、肌がでこぼこしたオレンジの皮のようになる(オレンジピールスキン)現象で、その正体は脂肪と老廃物の塊です。肥満とは異なり成人女性の約8割にみられる現象で、一度できてしまうと自然に消えることはありません。どんどん痩せにくい体になってしまい、むくみや冷え性といった症状の原因となり、健康を損なう一因になることさえあるとされます。
アンチエイジングにもおすすめ
年齢とともに気になるシワですが、γリノレン酸がこのお肌の悩みの改善をサポートしてくれます。
γリノレン酸は強力な抗酸化作用を有しているので、活性酸素による肌のダメージ緩和や、ターンオーバーの促進作用もあるため、美肌を維持するためには欠かせない栄養素といえます。
イブニングプリムローズ(月見草)ご利用上の注意点
イブニングプリムローズは天然栄養素ですぐれた効果を持ち、副作用はありません。
どなたにもその効能の利益をもたらすことでしょう。