姫マツタケの効能・効果
免疫機能強化とそれに伴う抗腫瘍効果、生活習慣病の改善・予防 等
姫マツタケとは
姫マツタケは、米国のフロリダや南カロライナの平原にも分布するといわれていますが、主にブラジル東南部サンパウロのピエダーテの山地に自生し、住民が昔から食用にしていました。
姫マツタケは、アガリクス(ハラタケ属)に分類され、ハラタケ属には姫マツタケを含めて32種類の茸があり、それぞれ固有の成分や特性を備えています。
姫マツタケは、一見マッシュルーム(ツクリタケ)に似ていますが、柄は太くて長く、香りが強く、その肉質には甘味があり、歯ざわりも良いという特徴があります。そのため、和・洋・中華料理に適しているといわれています。
日本では、岩出菌学研究所で、姫マツタケの人工栽培の研究がなされました。日本とブラジルの気候、風土、土壌などの違いから、種菌の培養、さらに効率よく発茸させる人工栽培法の確立に10余年もの歳月を要しました。稲ワラやサトウキビバガスなどの堆肥の上に土でウネ床を作り、その根元に種菌を接種する特殊なハウス栽培「ウネ作り法」が確立されたのが1975年であり、さらに大量生産の目途が立ち長年の努力が実ったのは 1978年でした。
このブラジル生まれ日本育ちの新しいキノコ、姫マツタケには、市場に出荷するのにふさわしい名前がありませんでした。分類学上から「変りハラタケ」と呼ばれていました。出荷初日に、たまたま遊びにきた近所の女の子が、そのキノコを見るなり「まぁ可愛いキノコ、オヒメサマのようだわ」と声を上げました。かくて、実用化の記念すべき日に「姫マツタケ」と命名されたという逸話があります。
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スポンサードサーチ姫マツタケの効能・効果
キノコの中でサルノコシカケ類には古くから抗ガン作用があるといわれ、その成分からは「レンチナン」や「クレスチン」などの抗ガン剤が作られました。
姫マツタケから抽出した多糖体をマウスに投与するとガンがほとんど消失しました。これは実験した12種類のキノコの中でも最も優れた成績だったそうです。
スポンサードサーチ姫マツタケご利用上の注意点
- キノコ全般に言えることですが、子実体にはカリウムを多く含んでいます。透析などをしていて塩分制限している方は摂食を控えた方が良いでしょう。
- まれに軽度の下痢を起こす例も報告されているようです。