ガンマリノレン酸(γ-リノレン酸)の効能・効果・副作用
血圧安定、子宮筋の調節、アレルギー反応の調整、血流の改善 など
ガンマリノレン酸とは
ガンマ(γ)とはアルファ(α)、ベータ(β)、ガンマ(γ)の記号で3番目に発見されたリノレン酸と言う意味で、発見された順位を表しています。 またエイ コサペンタエン酸をEPAと略すようにガンマリノレン酸はGLAと略します。
ガンマリノレン酸は必要な脂質であるにもかかわらず体内ではつくることができず、食品からとらなければならない成分です。このような成分を「必須脂肪酸(ひっすしぼうさん)」といいます。
スポンサードサーチガンマリノレン酸の効能・効果
ガンマリノレン酸は血圧の安定や子宮筋の調節,アレルギー反応の調整など様々な生体機能の調整に働きます。従ってガンマリノレン酸を充分摂取すると生理痛や生 理前症候群を改善し、アトピー性皮膚炎やリウマチなどのアレルギー性疾患に大変効果的です
細胞膜の改善
細胞膜は外部とスムーズにやりとりするためにとてもしなやかなで柔軟性のある状態で存在していますが、この柔軟性を維持するのにガンマオレイン酸が不可欠です。
慢性の炎症を鎮める
原因が特定できぬままだらだらと続く慢性炎症は様々な疾病の原因になるとして注目されています。
ぜんそくやアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患、リウマチや膠原病などの自己免疫性疾患、自律神経失調症、うつ、アルツハイマーなどに対して、ガンマリノレン酸を摂取するすることで予防や改善につなげることができると考えられています。
ガンマリノレン酸酸は、主にヨーロッパ(イギリス,ドイツ,フランス)ではアトピー性皮膚炎の治療に用いられています。
血流の改善
ガンマリノレン酸は細胞膜を柔軟にする作用があるので、血液が滞りやすい毛細血管レベルの血流を改善する働きがあります。
スポンサードサーチガンマリノレン酸の摂取法
ガンマリノレン酸はカシス種子・月見草といった植物や魚・海藻にも微量ですが含まれています。しかし、一般的な食事の範囲で必要な量のガンマリノレン酸を摂取することはまずできないでしょう。
体内での生成もできず、食事からの摂取も現実的ではないので、サプリメントからの摂取がもっとも確実です。
スポンサードサーチガンマリノレン酸ご利用上の注意点(副作用)
- ガンマリノレン酸は人間の生理作用の中では普通に存在する中間体です。ガンマリノレン酸の安全性については、動物実験および臨床試験で確認されています。 まれに悪心や嘔吐があるようです。
- 医薬品との相互作用も今のところ報告されていませんが、妊娠中,授乳中の摂取については、一応医師に相談するほうがよいでしょう。