ガジュツの効能・効果と副作用

抗菌作用、血液浄化、抗酸化作用、排毒作用、下痢、消化不良、便秘 等
ガジュツとは
ガジュツ(莪朮)は日本名「紫ウコン」とも呼ばれる多年草で、春ウコン(キョウオウ)、秋ウコン(ターメリック)と同じショウガ科ウコン属の仲間です。もともとはインド、ヒマラヤ地方の原産で、インド、ネパール、タイ、中国南部、沖縄などで栽培されています。高さ約1mにまで成長し、地下に肥大した根茎を持ちます。夏に根から穂状花序を伸ばし、淡黄色の花を咲かせます。花は美しく、観賞と押しても珍重されています。
ガジュツの根茎が薬用として中国やインドの伝統医療で古くから利用されている。がんの予防や治療に有効な様々な効果も報告され注目されている。
ガジュツには、ウコンの主体成分である黄色い色のクルクミンの他に
シオネール
胃液や胆汁の分泌を促進する健胃作用があり、同時に殺菌・防腐作用や余分なコレステロールを排出する作用もあります。
カンファー
血行促進作用や鎮痛作用・消炎作用などがあります。そのため外用医薬品の成分として使用されています。
アズレン
炎症や潰瘍を治したり、肝臓の動きを高めたり、血圧を降下させたりする作用や、腸に溜まった老廃物を押し出し、短時間で排出するダイエット効果があるといわれています。
その他にフラボン系の配糖体など、さまざまな成分が含まれています。
それらガジュツの精油成分は、ニンジンのβカロチンと同様、油に溶ける油脂性の栄養素です。そのため普通にお水で摂取しても、あまり吸収されず、体外に排出されてしまいます。精油成分は油に溶けやすいため、食後に飲むほうがより吸収率が良いのです。
そこで登場するのが大豆や卵に含まれている レシチンです。精油成分とレシチンを一緒にとると、より吸収されやすい形に変化し、吸収されやすくなるのです。
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スポンサードサーチガジュツの効能・効果
ガジュツ(紫ウコン)に含まれる精油の薬効成分シネオールが、血中の余分なコレステロールを排出し、アズレンが腸に溜まった老廃物を押し出し短時間で排出するという2つの効果で、ダイエットに効果があるとされます。また、優れた殺菌作用で歯周病・口臭に効果があります。
そのほか、ガジュツ(紫ウコン)は、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因となるピロリ菌を除菌する働きに優れていることが明らかにされており、下痢・消化不良・便秘等の胃腸全般の不調に対する効果や、体を温め血液をサラサラするので、冷え性が原因になっている肩こり・腰痛・頭痛・生理痛・生理不順に効果的といわれています。
スポンサードサーチガジュツご利用上の注意点
- 現在のところ、副作用の報告はほとんどないようです。
- 妊娠中・授乳中の女性への摂取において安全というデータが無いことから妊婦は控えたほうが良いでしょう。