カイアポ芋(シモン芋)の効能・効果

血糖値の低下作用、耐糖能の改善作用 等
カイアポ芋(シモン芋)とは
カイアポ芋とは別名「シモン芋」「南米しろ芋」とも呼ばれ、南米ブラジルのカイアポ山地を中心に栽培されるヒルガオ科の白サツマイモのことを言います。
カイアポ芋は、昔からインディオの間で伝承され、傷の治療や滋養強壮、止血、健康維持のために愛用されてましきた。
カイアポ芋は、1度栽培した土地には8年以上は栽培できないほど土の養分をたっぷり吸収するため、カイアポ芋にはビタミン、ミネラルが大変豊富に含まれています。
また、成長期のカイアポ芋の若葉には、食物繊維やカリウム、カルシウムをはじめ、現代人の食事に不足しがちの栄養素がたっぷりと含まれています。
スポンサードサーチカイアポ芋(シモン芋)の特徴
カイアポ芋は通常のサツマイモに比べて栄養成分の種類・量ともに圧倒的に多いというのが特徴です。カイアポ芋のすべての部位に豊富な栄養が含まれているので、利用価値の非常に高い健康食材です。
カイアポ芋の成分
- 葉…タンパク質、ミネラル、葉酸
- 葉柄…ミネラル(ポリフェノールなど)
- 茎…カルシウム、カリウム、マグネシウム、リン
- 芋…ビタミンA、B群、K1、ゲルマニウム、カルシウム、カリウム、ナトリウム、パントテン酸
通常のサツマイモと比較して、カルシウムは5倍、カリウムは2倍、ビタミンCは3倍といったように、圧倒的な栄養成分の濃さを誇っているのがカイアポ芋(シモン芋)です。
スポンサードサーチカイアポ芋(シモン芋)の効能・効果
カイアポ芋にはCAFと呼ばれる酸可溶性糖タンパクやカリウム、微量ミネラル、食物繊維などが多く含まれており、非常に栄養価に優れています。
カイアポイモを使用した動物実験及びヒトへの臨床試験において、
- 血糖値の低下作用
- 耐糖能の改善作用
を示し、抗糖尿病作用があることが確認されています。
また、耐糖能改善作用についてインスリン値に変化が見られないことから、カイアポイモには
- インスリン抵抗性を改善する作用
も含まれていることが明らかになりました。
そのほかにも精力増強、滋養強壮や止血、サラサラ血などの効果や、多量の食物繊維を含んでいるので、便秘の改善や整腸作用もあると期待されています。
カイアポ芋(シモン芋)の摂取法
カイアポ芋(シモン芋)は、日本ではあまり馴染みがないさつまいもで、そのまま焼き芋や蒸し芋として食べても甘味が薄く、あまりうまみはないようです。どういう風に使われているかというと、芋焼酎として使われたり健康飲料水としてお茶として飲まれていることが多いようですね。スーパーなどでは殆ど見かけない品種ですので、日常的にカイアポ芋(シモン芋)を入手することはほとんど不可能でしょう。
ではどうするのかというと、やはり健康食品として出回っている製品を利用するのが現実的です。
健康食品としては、カイアポ芋よりもシモン芋の名称で、お茶(シモン茶)や粉末状に加工した製品が数多く出回っています。
カイアポ芋ご利用上の注意点
現在のところ副作用は見られず、長年にわたって食材として利用されてきた歴史も考え合わせると、極めて安全性が高い食材だと思われます。