アロエベラの効能・効果で薬いらず

◎アロエベラに期待される効果◎
消化吸収促進、美肌、ケガややけどなどで損傷した皮膚組織の再生、血糖値降下、血圧安定、抗ガン、強壮、消炎、細胞活性化、懐死細胞の除去、殺菌等
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アロエベラとは

アロエベラの学術名は「アロエ・バルバデンシス・ミラー」といいます。
ミラーさんが命名した西インド諸島にあるバルバドス島に自生するアロエの一種という意味ですが、これよりも200年前に植物学者のリンネさんがつけた、「アロエベラ・リンネ」という名前からとった「アロエベラ」が一般化しています。
ベラとは真実という意味があるために真実のアロエとも呼ばれています。
アロエと言えば、日本ではキダチアロエが一般的な感がしますが、ここで取り上げるアロエは「アロエベラ」になります。最近はよく見かけるようになってきましたが、このアロエベラには驚くほど様々の効用があり、しかも副作用の心配がないという優れた特徴を持っています。
アロエははるか昔、約4000年前まで遡れるようです。マケドニア大帝国のアレクサンダー大王が、古代ギリシャの哲学者アリストテレスから教えられ、将兵のけがの治療に使用したとか、エジプトの女王クレオパトラが、肌の美容にアロエを用いたとかいう逸話も伝わっているほどです。
現在では、生活体験上から利用されてきたアロエベラの効用を、科学的に裏付けることに成功しています。その結果として、アロエベラの持つ幅広い効用が明らかにされてきました。

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アロエベラの成分

アロエベラアロエベラが持つ優れた効能の秘密は、葉肉のゲル質にあるネバネバした粘液に含まれる「ムコ多糖体」と呼ばれる成分にあります。この成分はアロエベラの若葉よりも熟した葉により多く含まれています。
ムコ多糖体とは、いわゆる糖タンパクと呼ばれるもので、基本的には糖分とタンパク質が結合してできています。このムコ多糖体を構成している糖分の種類は、ブドウ糖、果糖、それにガラクトースやマンノースなどで、それらの平均的な分子量は約45万といわれています。さらにゲル質にはムコ多糖体の他に、ウロン酸や脂質、ビタミン、ミネラル、生理活性物質が含まれており、これら成分によりゲル状の葉肉ができています。
ムコ多糖体の一種、β-グルカンは、アガリクスやサルノコシカケなどのキノコ類に多く含まれる多糖体として、優れた抗ガン作用を有することが確かめられています。ムコ多糖体にも基本的な生理作用として、免疫機能を強化する作用と抗ガン作用を高める働きがあることが徐々に明らかになってきています。
アロエベラはキダチアロエと比較した場合、胃や十二指腸潰瘍など消化器系の潰瘍にも大変有効なのですが、これはムコ多糖体の分子量の大きさに関係しているようです。キダチアロエの場合、その分子量は4万程度なのに対し、アロエベラは45万という大変大きな分子量の高分子となっています。この分子量の違いが、胃や十二指腸に対する生理作用の違いになっているものと考えられています。慢性関節リウマチに対するアロエベラの高い抗炎症作用や抗痛作用も、やはりこの分子量からきているものと思われます。

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アロエベラの効能

新陳代謝を高める

体全体の新陳代謝を活発にし、血液の流れをよくする作用があることから、皮膚のしみそばかす、しわなどをできにくくし、その予防や改善に効果的です。

皮脂分泌の調整作用

肌に多く分布している毛穴からは皮脂腺が分泌されますが、アロエベラの収斂作用が余分な皮脂分泌を防ぎ、キメ細かい素肌を保ってくれます。

紫外線を防ぐ作用

アロエベラは日焼けにより痛めつけられた皮膚の治療に対して優れた効用を発揮します。アロエベラの有効成分が紫外線を防ぎメラニン色素の合成を抑えるために、日焼けのトラブルから肌を守ってくれます。

殺菌作用

吹き出物やにきびなどに、アロエベラの抗菌作用や殺菌作用、解毒作用などが効果的に働きます。
アロエベラの抗菌作用は、その有効成分としてアロエシンの他に、イソアロエン、アロエチン、サポニン(配糖体)という成分が含まれており、それらがお互いに助け合い総合的に働くことによって効果を発揮しています。

保湿作用

アロエベラゲル部分に多く含まれるムコ多糖体に保湿作用があり、肌に潤いを与え、しっとりとさせます。また、アロエベラには美容成分のビタミンB1、B6、B12、さらに各種のミネラルまでが含まれているので、肌を引き締めるとともにしっとりさせる作用があります。

消炎作用

アロエを切ったときに出る粘液に含まれるアロエウルシンは抗潰瘍、抗炎症作用があります。胃潰瘍や胃壁が荒れたときに粘液がその部分を覆って保護し、症状を改善する効果があります。

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アロエベラの使い方

アロエベラのゲル質をそのまま食べる。

まず、アロエベラの葉をきれいに水洗いしてから、皮を取り除きます。残ったゲル質を2~3センチメートルに切ってさらにサッと水洗いします。これをそのまま食べるのも良いですし、ヨーグルトやデザートに加えて食べるなどがよく行われています。
このゲル質は冷蔵庫で1週間程度保存できます。

アロエベラのゲル質をすりおろして食べる。

ゲル質をおろし金などですりおろして利用します。これは内服にも外用にも広い範囲に利用することができます。
これを飲むときは、水やお湯、ジュースなどお好きなもので割ってみたり、またハチミツなどを加えるのも良いでしょう。
外用として使用するときは、すりおろしたゲル質をそのままガーゼに浸して湿布に用いたり、少々薄めてから化粧水として使用したり、頭皮に塗ったり、浴槽に入れたりしても良い効用が得られます。
このおろし汁は冷蔵庫で4~5日くらいまで保存できます。

アロエベラの蜂蜜漬け

アロエベラの葉をきれいに水で洗い、1~2センチメートル程度に切り、密封容器に入れます。そこに、レモンの輪切りを入れ、ヒタヒタになる位まで蜂蜜を注ぎ込みます。
これを一日おくことで、アロエベラのゲル質が蜂蜜に溶け出してきますので、よくかき混ぜます。これを適量とり、お湯で割ったりヨーグルトに混ぜたりすることで、さわやかにおいしく召し上がれます。
この蜂蜜漬けは、冷蔵庫で6ヶ月程度まで保存できます。

アロエベラ酒

アロエベラ500グラムをきれいに水で洗ってから水気をしっかりと取り除き、1~2センチメートルの大きさに切ります。これを広口瓶に入れ、適量(200~500グラム程度)の氷砂糖と35度の焼酎(ホワイトリカー)1.8リットルを加えます。(梅酒をつくる要領でよいのでは?)適当な期間をおくことで、アロエベラ酒のできあがりです。好みの問題ですが、濃厚な味を楽しみたい方は漬け込んだ葉を取り出す必要はありません。しかしあまり古くなると葉が溶け出してお酒がにごる場合があります。
中につけ込んだ葉は取り出して食べることもできるようです。少しアルコール分が残って氷砂糖の甘みも吸い込んでとても美味しいそうですよ。

アロエベラにはいろいろな食べ方があるものですが、元々癖のないアロエベラですから、この他いろいろな料理にも工夫次第で利用できるようです。作るのは面倒だ!という方には、市販のアロエベラジュースなどもありますのでご利用になってみてはいかがでしょう。

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アロエベラご利用上の注意点(副作用)

  • アロエベラの皮膚への使用によって副作用が生じることはありません。
  • アロエベラの経口摂取に伴う腹部疝痛(痙攣性腹痛)と下痢が報告されています。
  • 緩下作用を有するアロエベラの経口摂取によって下痢が起こり、多くの薬剤の吸収を低下させる可能性があります。
※当サイトに記載したサプリメントの成分・植物などの効果・効能などは一般的な事項で、特定の商品の効果・効能を表すものではありません。

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