アニスの効能・効果・副作用

消化促進作用、整腸作用、咳・風邪の緩和、皮膚疾患の改善等
アニスとは
アニスとは、地中海地方~アジアが原産のセリ科の一年草で、古代エジプトの時代から薬として 利用されてきた、歴史の古い鮮烈な香りと独特な芳香を持ったハーブです。
アニスの種子は、ケーキやクッキーなどの菓子類やパン、アブサンやウーゾなどのリキュールの他、カレーや魚介類の料理にも使用されています。時には息の香りを良くするためや、消化剤などとしても用いられることがあります。サプリメントなどでは、ハーブティーやエッセンシャルオイルの成分として利用されています。
スポンサードサーチアニスの成分
アニス油は沸点210℃の黄色の液体で、成分は90%程度がアネトール。他にカビコール、アニス酸アルデヒド、アニス酸、テルペンなどを含んでいます。
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スポンサードサーチアニスの効能・効果
アニスは、整腸作用や消化促進作用といった効能を持ち、種を食べると胃腸のガスの発生を抑えてくれます。また、せきや消化不良を緩和する効果もあります。また、不眠にも効果があるといわれており、鎮静剤として使用される場合もあります。
他にも去痰作用、弛緩作用があり気管支系の疾患を鎮める作用があり、さらに、一部の女性ホルモンと同様の働きを持つ成分が含まれていることから、産後の身体のバランスをとる効果があるともいわれています。
虫が苦手とする香り成分も含まれているので、ノミやシラミ、ダニなどの駆除にも用いられています。
神面での効能としては、リラクゼーション効果が挙げられます。アニスの良い香りは、精神的は疲労の回復に効果的なので、気分が落ち込んだり、やる気が出なかったりするときは、アニスのハーブティーやアニスオイルを利用するといいでしょう。またストレス性の胃腸の不調にも効きます。
以下、アニスの効能をまとめておきます。
- ガス中和能力を持ちます。鼓腸、胃腸痙攣、胃腸炎に使用されます。
- 食欲をあげます。食欲不足や消化不良に効きます。
- 乳汁分泌増加剤として使われる。赤ちゃんの消化過程を助ける。
- 腸内寄生虫:線虫。口臭の治療に。
- 風邪、気管支炎、肺気腫、喘息。乏尿、膀胱炎。
- 皮膚真菌症:癜風、水虫、カンジダ症。シラミにも効く。
アニスご利用上の注意点(副作用)
- アネトール、アニスや他のエッセンシャルオイルに敏感な人は使用を避けてください。
- 医療専門家の許可無く妊娠中の女性や6歳以下の子供にアニスのエッセンシャルオイルの使用を避けてください。
- 胃炎、潰瘍、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病、肝臓病、てんかん、パーキンソン病や他の神経疾患をもつ方にも使用をひかえてください。
- 呼吸器アレルギーや6歳以下の子供にアニスのオイルを吸収させないでください。
- アルコール含有量をもつアニスを2歳以下の子供やアルコール中毒者に使用しないでください。